2013年8月30日金曜日

大阪遠征 "PSD:10 & 夏4B"

8月も終わりに入り、まだ暑さ残りつつもピーク時から考えれば
松岡修造から松木安太郎程度には暑さ控えめになったと思えば、
九州には台風が迫っており大変めんどくさい夏を過ごしております。

どうもこんにちは、Xiです。

先週の8/24に大阪にてPSD:10、夏4Bという2つのイベントに参加させて頂き、
初めてのハシゴDJを経験しました。
両イベントとも毛色は違えど、それぞれにとても面白く、DJだけでなくお客としても
とても楽しめるものでした。

まず、PSD:10についてです。
Bar Faderという小ぶりで縦2Fに並ぶバーでした。
こちらのイベントに関しましては今自分が取り掛かっている
”Ghetto Disco”"Turbofunk"
等を中心として攻め主体のDJをしました。
40分の短時間でフルで攻めの姿勢でしたが、
これができたのは自分より前のDJさんが落し気味な選曲で流れを作って頂けた結果
なので、前までのDJさん達には本当に感謝でした。

トラックリストは相変わらず覚えてはいませんが、
普段EDMを中心に聴いている方々などからすれば
わりかし変わり種のジャンルであったろうと思います。

衝撃的だったのはPSDに一緒に呼ばれたゲストさんのTorienaさんでした。
チップチューンが初めての経験というわけではありません。
福岡在住のGigandectくんはホントにカッコよくて、チップチューンに対してもっていた
「可愛い」というイメージを見事にぶち壊してくれたのが印象的です。
そしてTorienaさんなのですが、見た目からして「可愛い」という感じそのものなのですが
こちらもやられました、タコ殴りもいいところです。
「可愛い」けれど音は「えげつない」といった感じでした。
一体あの低音がゲームボーイのどこから出てくるのか本当に謎で、
そこんとこを小一時間問いつめたい気持ちになりました。
音だけではなく、ブースにおける動作も盛り上げ上手な方でした。

その他の青心工機さん、ujakさん、PSD陣営の安定感も素晴らしかったです。
中でもDJとして印象に残ったのはMTSKTSさん。
卒なくこなしていましたが、選曲と流れの作り方に聞き惚れていました。
あの手のDJを九州では長らく見ていなかった気がします、非常に参考になりました。

PSDはブースが狭いにも関わらず、まるでコクピットのような密度の機材と
それを演出するかのようなハイレベルなVJさんを用する、アットホームで
面白い音の詰まったイベントでした。
また機会がありましたら、是非遊びに行きたいです。



次に今年もやってきました3回目、年を追うごとにどんどんお客さんが増えるイベント

”夏4B”

初回から遠方に関わらずレギュラーという形で参加させて頂いているこのイベント
ですが、PSDとの兼ね合いもあり前半を聴けなかったのは少し寂しかったです。
が、しかしそれを補っての楽しさもありました。
入ってみるとお客さんがミチミチ。
素直に「あれ?なんか間違えたかな?」と思うほど前年とは比べ物にならないほどの
お客さんがいらっしゃっていました。非常に有難いです。

そして夏4Bもですが年々、お貸し頂いているMuseの設備が豪華になっているのが
個人的には非常におもしろく感じています。

さて、DJに関してなのですが、お客さんの入りにビビり、少し揺らぐところありました
が、方針通り、若干落とし気味に始めることにしました。
後ろにはカシワギさんが控えていらっしゃったので、個人的な選択としては正解だった
と自負しております。
手前のcoolsurfさんから引き継いでのDJ、序盤は落とし、後半はそのまま平行、
そこから右肩上がりに上げていくというラインです。PSDとは全く違うDJとなりました。

実際に足休め程度にはなってくれたかなと思います。
お客さんにも「君みたいな聴かせ方するDJ、観たことないよ」と言って頂けたのが
とても嬉しかったです。

また今回の夏4BのDJに関して感想を頂き、その話を聴きとても面白かったことがあるので
ここに書かせて頂こうと思います。

とある長年DJをされている方からの意見で「ブレイクが多すぎて、足が止まる」という意見がありました。この意見がとても興味深いものがありました。
このDJさんは「足をずっと動かしていたい、踊っていたい」という考えを持ち、
それを踏まえた上で「ブレイクの使い方を考えて欲しい」といった旨の意見を
出されていました。
これといった悪意もなく、何気ない意見なのですが、
「テクノを根底に置く評価」というものと「ハウスを根底に置く評価」というもの
の差について考えさせられました。
それらジャンルによって変わるDJに対しての流れの作り方、盛り上げ方などの基準は
そのジャンルの人たちに詳しく聞いて頂くのが一番だと思いますので、
ここで変に知ったような顔して「テクノは〜」と安易に書くことはしません。
が、確かにその基準差、感覚差は存在するので、
興味のある方は是非そのDJさん達に直接聞いてみるのがいいかと思います。

話は逸れましたが、夏4B はお客さんが増え、いろんな方がいらしてましたが、
内容はいつも通りでした。ここの盛り上げはタイムテーブルを組んだcoolsurfさんの
采配勝ちだったんだと思います。

本当にありがとうござました。

最後にではありますが、大阪はまだまだ面白いぞと。
風営法の問題でいろいろあってはいますが、それに負けじと面白いイベントを
作っている方々がまだまだいるぞと。
そういったことをつくづく感じました。
チラホラと「大阪もうダメかもね〜」なんて話も聞きますがきっと
「これまで」ではなく「これから」
なのでしょう。楽しみを感じました。
また来年、もっと楽しく面白く、「また一回り大きくなったね」と言われるような
そんなDJを目指し、精進していこうと、そう思える大阪遠征でした。